エアソフトガンで遊ぶ方に知っていてほしい、安全に遊ぶための基本的なルールとマナーをご説明します。
エアソフトガンで遊ぶためのルールとマナー
【1】エアソフトガンで遊ぶ前に…
エアソフトガンには多くの種類があり、それぞれに個性があります。自分のエアソフトガンの性能や使い方をよく知ることが、トラブル防止の第一歩です。
保護者の方へエアソフトガンの中には、BB弾を発射することに加え、モデルとなった銃の動きや発射までの手順を再現したものがあります。また、同じ銃をモデルにしていても、電動ガンかガスガンか、パワーソースや製品カテゴリーによっても安全装置の位置や操作方法が変わってきます。
お子様が製品を使用する際は、それぞれの製品に付属している取扱い説明書をよく読ませ、正しい操作方法やルールを守ることの大切さを教えてあげてください。誤った使用方法は製品の故障を招くだけではなく、怪我の元となることがあります。
周囲の安全をよく確かめながら、公共のルールを守って使用してください。また、エアソフトガンが禁止されている所で遊ぶのはやめましょう。
保護者の方へ発射パワーが弱い10才以上用のエアソフトガンでも、10~25mほどの飛距離があります。たとえ直接当たらなくても、目の前をBB弾が横切ったことで通行人やドライバーが驚き、事故に繋がるかもしれません。エアソフトガンで遊ぶ時には、他の人にBB弾が届かないこと、そのエリアに人が入りこまないこと、エアソフトガンの使用が禁止されていないことを十分ご確認ください。
また、遊びに夢中になったお子様が車道などに飛び出してしまわないよう、注意してあげてください。
「BB弾を発射する」「銃のカタチをしている」ことから、エアソフトガンを「怖い」と感じる人もいます。
また、本物の銃に似ているため、誤解されたりおどろかせてしまうかもしれません。
本物の銃かエアソフトガンか、パッと見ただけでは違いが分かりません。また、エアソフトガンそのものに良くないイメージを抱く方もいます。公共の場所で持ち運ぶときには、第三者をむやみに驚かせないよう、エアソフトガンが人目につかないように工夫してください。
エアソフトガンの使い方やマナーを知らない人、使い方などを覚えられないような小さい子供には、エアソフトガンをさわらせないでください。
保管する時も、取りあつかい説明書の内容に従って、子供などがイタズラできない安全な所を選びましょう。
予備知識や危険性の認識が足りないと、大人でも平気で人に銃口を向けてしまったり、そのまま冗談のつもりで発射してしまいかねません。また、幼い子供がそうとは知らずトリガーを引いてしまうこともあります。
そういった方の目につきにくい保管場所を選び、万が一に備えてBB弾が簡単に発射されない状態にしておいてください。(セフティをかけておく、銃口を塞ぐ保護キャップを装着しておく、マガジンと本体を別に保管するなど。詳しくは付属の取扱い説明書をお読みください。)
【2】いつも安全に気をくばろう
BB弾はどこにはね返るか予測できません。自分だけではなく、BB弾が届くエリア内の全員がゴーグルを着用しましょう。
BB弾が目に入ると、大きなケガをするおそれがあります。
発射パワーが弱い10才以上用のエアソフトガンでも、BB弾はある程度の速度で発射されます。屋内ではカベに当たってはね返ってくることもあります。BB弾が目に入ると最悪失明する恐れがありますので、例え一人で遊ぶ時でも、必ずゴーグルを着用させてください。
ゴーグルは必ずエアソフトガン用であることを確認してください。スキー用や水泳用などのゴーグルは、BB弾を防ぐように作られていませんので、レンズが割れる恐れがあります。また、エアソフトガン用のゴーグルでも、グラス部分がメッシュになっているものは避けてください。当たったBB弾が割れ、小さな破片が目に入ってしまうことがあります。
銃口の向きにはいつも注意しておきましょう。もし発射したBB弾で人や動物にケガを負わせたり、公共物や人の物を壊してしまうと、わざとではなくても罪になってしまうことがあります。
保護者の方へエアソフトガンで遊んでいる最中はもちろん、持ち運んだりメンテナンスを行う際も、本体が発射できる/できない状態に限らず銃口の向きに注意が必要です。本人にそのつもりが無くても、うっかりトリガーに触って作動させてしまうかもしれません。エアソフトガンに触れる時はいつも、銃口を「万が一BB弾が発射されても、人や物に被害が出ない方向」に向けるよう、注意を促してください。
マガジンが空でも、本体にBB弾が残っていることがあります。まちがえてトリガーを引いたり、落下のショックで暴発してしまうかもしれません。もしもに備えて、トリガーを引くとき以外はセフティをかけるなど、エアソフトガンを「発射できない状態」にしておくことが大切です。
保護者の方へ発射されるBB弾は、一度本体内部のチャンバーという待機場所に送られます。外から見ただけではチャンバーにBB弾があるかの判断が難しく、弾を撃ちきったように思えても、本体にBB弾が残っていることがあります。
「BB弾を撃ちきったから安全」と頭で判断するのはキケンです。常に「いつでも発射できる状態」だと思って注意深く扱うこと、そして発射の時以外はセフティをかけるなどの安全措置をとるよう、指導してください。
銃口をのぞくのは大変キケン。まちがえてトリガーを引いてしまうかもしれませんし、何かのひょうしにBB弾が飛び出すかもしれません。
BB弾がつまってしまったり、故障などで作動しなくなった時など、つい銃口から中を確認してしまう人がいますが、例えゴーグルをしている時でも、銃口だけは絶対にのぞかないでください。
BB弾が飛び出してくる銃口というものは、子供にとって大変興味深いものです。また、弾づまりや故障といったトラブル時には、無意識に銃口を覗いてしまうことがあります。例え銃口を覗いたとしても、つまった弾や故障の原因が見えることはありません。BB弾が至近距離から裸眼に向けて発射されることほど、危ないものはありません。何があっても銃口だけはのぞかないように徹底してください。
※もしも弾づまりや故障の気配がみられたら、付属の取扱い説明書に従って適切に処理してください。
エアソフトガンをにぎると、ついトリガーに指をかけてしまいがち。しかし、自分では気をつけていても、何かのはずみでトリガーを引いてしまうかもしれません。
発射の時以外は、トリガーから指をはなすクセをつけましょう。
トリガーに指をかけていると、転んだり驚いた時や他の物に視線を移した時など、ほんのささいなキッカケで引いてしまう恐れがあります。エアソフトガンを握ってすぐトリガーに人差し指をかけてしまわないよう、注意を促してください。発射する時以外は、人差し指をのばしておくのがマナーです。
【3】エアソフトガンについての法律があります。
エアソフトガンのパッケージには、「対象年令」や「推奨年令」が書かれています。各都道府県の条例で、年令ごとに購入・使用できるエアソフトガンが決まっていますので、必ず対象年令を守って購入・使用してください。
知っておきたい対象年令のこと
エアソフトガンの発射パワーは、法律で上限が決まっています。内部を改造してこの上限を超えてしまうと、銃刀法に違反したことになり、厳しい処罰を受けてしまいます。
また、取りあつかい説明書に書かれていない分解を行うと、性能ダウンや故障、暴発や誤作動につながるおそれがあります。
※指定以上の分解や改造を行った製品は、当社で修理をお受けできなくなります。
エアソフトガンをいたずらに使わないで!
走っている自転車や車から人に向けて発射したり、公園の公共物に傷をつけるといった悪質な事件が起きたことがあります。本人はいたずらや悪ふざけのつもりだったかもしれませんが、傷害罪や器物破損罪になった人もいます。
エアソフトガンは遊ぶための道具です。人や物を傷つけるための物ではありません。
楽しみ方は人によってちがいますし、スポーツのように正式なルールはありませんが、それは「悪用してもいい」ということではありません。