エアソフトガン・ガイド

バッテリーのパワーが大きすぎると、電動ガンがムリな早さで動こうとします。パーツの動きに勢いがつけば、それだけ作動部への衝撃も増して耐久性が下がります。また、パーツ同士の動きにズレが生じ、パーツがかみ合う部分に大きな負荷がかかって破損してしまいます。

電動ガンは、トリガーを引いてスイッチがONになると作動（通電）します。バッテリーから流れる電気が大きすぎると、あっという間にスイッチが傷んで通電しなくなってしまいます。また、電子部品を過電流から守るため、ヒューズが切れてしまいます。

バッテリーのパワーが電動ガンのセッティングに合っていないと、パワー不足で電動ガンが動かなかったり、フルオート時にBB弾をマガジンから本体へ送るスピードが連射速度に追いつかず、とぎれとぎれの発射になってしまいます。

ガスの種類によっては、ガスコンロやライターに使うような燃えやすいものもあります。指定以外のガスを使用すると、引火や火災といった重大な事故につながるおそれがあり、大変キケンです。

「ガスガン用」として売られているガスであっても、ガスの成分によってはゴムやプラスチック製のパーツを変形・劣化させてしまうものがあります。スライドをはじめとする各パーツの耐久性が大幅に低下し、ガスもれ、ヒビ、破損など様々なトラブルの原因となります。

ガス圧が合わないと、パーツ同士の動きにズレが生じて作動不良をおこしてしまいます。特にブローバックモデルでは、スライドストップがかからない、スライドが後退しきらない（コッキングできない）、勢いがつきすぎてパーツが破損、といった様々なトラブルの原因となります。

粗悪なBB弾を使用すると、うまく飛ばず弾道がみだれてしまいます。また、BB弾の真球度や表面の仕上げ（すべらかさ）がエアソフトガンのセッティングに合っていないと、集弾性が低下したりホップがかかりにくくなるなど、実射性能に影響してしまいます。

エアソフトガンの発射機構はとてもタイトに作られています。BB弾の仕様や品質が少しでもエアソフトガンのセッティングに合わないだけで、マガジンから本体にうまく弾を送ることができず、給弾不良や弾づまりをおこしてしまいます。